
「無人コンビニ!」
商品を棚から取ってそのまま店の外へ!これだけで買い物が済まされる「未来的な買い物シーン」が2019年には日本各地で見られるようになる。
人手不足で悩んでいるコンビニのオーナーさんにとっては助かるかも知れませんね。ただ「無人コンビニ」にするためには、かなりの設備投資も必要になって来るので頭の痛い問題だと思います。
あと「無人コンビニ」に移行すると無人?になる訳ですから、コンビニバイトに従事している人にとっては「働き口がなくなってしまう?」のか気になるところですね。
その辺りの事情も検証してみようと思います。
2019年「無人コンビニ」日本でも本格的にスタート
現在わかっている範囲での「無人店舗」の取り組みです。
「Amazon Go」
米国では2018年1月に「Amazon.com」がレジなしの「Amazon Go」をシアトルに出店し、「無人コンビニ」をスタートさせました。
カメラとAI(人工知能)を駆使した画像認識技術に加えて重量センサーを使って客が棚から取った商品を認識して自動精算をする。Amazon.comはこれを数千点規模に拡大していく計画です。
「Bingo Box」
また、中国では電子タグを使うRFID方式の無人店舗「Bingo Box」が僅か半年の間に数百店まで急増するなどすでに「無人店」がブームになっているのが現実である。
「Standard Cognition」
そして日本で先行して普及しそうなのが、「Amazn Go」のようにカメラとAIを組み合わせた「無人化システム」です。ただこちらは重量センサーなどは使用せずに天井などに取り付けた複数のカメラで店内を見渡してAIによって客や商品を認識して購買情報を把握する新しいシステムを採用しています。
なかでも有力なのは先行している米国で、レジなしコンビニを実験的に運用している「Standard Cognition スタンダード・コグニッション」です。2018年9月にサンフランシスコに初出店し日本では大手卸のPALTACと組んで大型ドラックストアの実店舗を使った実証実験を始める計画であり2020年までに3000店への導入を計画しています。
「VAAK」
またVAAKは「防犯カメラとAIで人の動きを分析し万引きの兆候を発見するシステム」を開発。その技術を活かした「無人のレジシステム」を2019年春から本格展開を予定しています。
「サインポスト」
サインポストは棚にカメラを設置するAI無人決済システム「スーパーワンダーレジ」を展開している。JR東日本と組んで2017年11月にはJR大宮駅で2018年10月にはJR赤羽駅で実証実験を行いました。大手の小売店でも注目しており2019年にも実店舗への導入をめざしています。
そうなると気になってくるのが無人化によって「人間の行う仕事をAIやカメラで、どの程度までカバー出来るのか?」ということです。
「コンビニ店員」のするコンビニ仕事の内容とは?
そこで「コンビニ店員の仕事の内容とはどんなもの」があるのだろうか?
実際に私も知り合いのコンビニオーナーから、人手が足りなくと困っているときに少しだけ頼まれて「コンビニのお手伝い」をしていたことがあります。
「コンビニバイトの仕事の概要」を整理してみますと
■・・・レジ操作による商品のやり取りと現金受払
■・・・公共料金の代行収納
■・・・商品の品出し・陳列・検品(賞味期限や廃棄の確認)
■・・・店頭・店内・トイレなどの清掃業務
■・・・宅配便の受付・商品受け払い
■・・・フライヤーなどを使った揚げ物などの調理 など
コンビニでの仕事は以上のような内容ですがこうして確認をしてみますと、必ずしも「AIとカメラだけ」では対応出来ない業務もありますね。
ただ今後はますますAIの進化によって「無人化できる作業」もドンドン拡大して来ることは十分考えられますね。よってAIの進化に伴ってこれからはコンビニバイトをしている方の削減はドンドン進んでくるでしょう。
まとめ
米国、中国などで進められている「小売店舗の無人化」の動きは2019年日本にも本格的にやって来ます。
Amazon Go(米国)
Bingo Box(中国)
Standard Cognition
VAAK
サインポスト
など続々と「小売店舗の無人化の動き」が加速しています。
「人手不足の解消」と「万引き被害の防止」など、コンビニ業界の抱える問題は深刻である。またAIの進化とカメラなどの性能向上によって「コンビニなど小売店」の「無人化」は今後ドンドン進んでいくと考えられます。
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そうなると「コンビニバイト」などをしている人にとってはますます仕事を「奪われてしまう」ことになりますので、それに対応していける「AIに負けないスキルを身につけていく」が求められてきます。いやはや大変な時代に突入してきましたね。
最後まで、お読みいただきありがとうございます!