
これから「お歳暮の時期」を迎えますが・・・お歳暮をいただいたら何はともあれ、感謝の気持ちを込めて「お礼状」を速やかにお出しするのは、当然のマナーですよね。
でも意外と、「どんな内容で書いたらいいのか?」私も良くわかりませんでしたので・・・
これを機会に「お礼状のマナー」について調べてみました。
なお、お歳暮の「時期・その意味」やお歳暮の「のし・のし紙」については・・・こちらの記事をご覧ください。
1.お歳暮・お礼状のマナーの最大ポイントとは?
■ お歳暮をいただいたら、なるべく早く「お礼状」を出しましょう!
品物をいただいたら親しい間柄なら電話で「ありがとう!」を伝えても良いと思いますが正式
には、お礼状を出すのがマナーです。丁寧にするならば「手紙」がいいでしょうが「ハガキ」でも失礼にはあたりません。
2.お歳暮の「お礼状」を書く4つの大きなポイント!
● まずは、自分の言葉で素直に「御礼の言葉」を述べる。
● 自分だけではなく、自分の家族も喜んでいる様子を伝える。
● これから寒い時期を迎えるにあったって「相手の健康を気遣う言葉」を添える。
● 今後の変わらぬ「おつきあい」をお願いする言葉をいれる。
なにも、堅苦しく考えることはありません。素直な気持ちをお伝えしましょう。
以下に「書き方の見本」を掲載させていただきます。
■・・・【知人からお歳暮をいただいた場合の、お礼状の書き方の見本】
拝啓
→時候の挨拶(季節を表す言葉)
師走を迎えて何かと忙しい日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか?
→まずは、お礼を述べる
自分だけではなく、家族全員が喜んでいる様子を伝える
さて、この度は大変結構なお品をいただき本当にありがとうございました。新鮮な海の幸が大好物の家族全員大喜びしています。奥様にもくれぐれも宜しくお伝えください。
→相手方の体調を気遣う言葉など
→結びの言葉
まだこれからしばらくは厳しい寒さが続きますが、風邪などひかぬよう体長にはくれぐれも
お気をつけくださいませ。取り急ぎお礼を申し上げたくお便りをさせていただきました。ありがとうございます。
敬具
○○太郎
内
3.お歳暮に「お返し」は・・・必要?
基本的には、お歳暮にはお返しは不要とされています。
がしかし、お付き合いの程度によってはお返しをする場合も考えられます。
もし「お歳暮にお返しをする」場合は、
お礼状には「別便にて心ばかりの品を送らせていただきました。」といったような内容を書いて少しタイミングをズラして贈ることをおすすめいたします。
例えば「お歳暮」のお返しには「お歳暮」ではなく、「寒中御見舞」あるいは「寒中お伺い」などとして贈ったほうがスマートですね。
■・・・【お歳暮をいただき、お返しの品を送る場合のお礼状の書き方の見本】
→頭語
拝啓
→時候の挨拶(季節を表す言葉)
寒さも一段と厳しくなってきました今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
→いただいたお歳暮について必ず御礼の言葉をいれる
さて、この度は思いがけず結構なお品を頂戴し誠にありがとうございました。主人も子供達も
大喜びで早速美味しくいただきました。いつも細やかなお心配りをいただき恐縮しております。
→別便にて「お返し」を送ることを伝える
本日、別便にて心ばかりの品を送らせていただきました。お口に合うかどうかわかりませんが、ご笑納くださいませ。
→相手方の健康を気遣う言葉
寒さはまだまだ続くようですね。どうぞご自愛ください。略儀ながら取り急ぎ書中にて御礼申し上げます。ありがとうございました。
→結語(敬具)
敬具
○○三郎
内
中村 ○○様
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4.まとめ
1.お歳暮のお礼状のマナー最大のポイントは?
最大のポイントはお歳暮をいただいたら、なるべく早く「お礼状」を出すことです!
2.「お礼状を書くとき」の4つの大きなポイントとは?
・ まずは、自分の言葉で素直に「御礼の言葉を述べる!
・ 自分だけではなく、自分の家族も喜んでいる様子を伝える。
・ これから寒い時期を迎えるにあったって「相手の健康を気遣う言葉」を添える。
・ 今後の変わらぬ「おつきあい」をお願いする言葉をいれる。
※ 【知人からお歳暮をいただいた場合の、お礼状の書き方の見本】
3.お歳暮に「お返し」は・・・必要?
基本的には、お歳暮にはお返しは不要とされています。が、しかしお付き合いの程度によってはお返しをする場合も考えられます。
もし、お歳暮のお返しをする時には以下のお礼状の書き方見本を参考にしてください。
※ 【お歳暮をいただき、お返しの品を送る場合のお礼状の書き方見本】
やはり・・・年末に感謝の気持ちを込めて「お歳暮を贈ったりする習慣は日本の良き伝統として残していきたいものですね。
そして、そこには当然のマナーとルールが存在しています。お礼状の書き方一つでその人の常識・見識が試されています。是非もう1度見直してみてくださいね。
では・・・今回はここまでです。
最後まで、お読みいただきありがとうございます!
冒頭にも・・・記載してありますが「お歳暮の時期・その意味」および「のし・のし紙」につきましては、こちらの記事をご覧ください!