ラマダンとルバランの意味!注意点とは?現地在住日本人に聞く生情報

「ラマダン」という言葉を最近良く耳にする?かと思いますが、インドネシアのジャカルタ在住の私の友人から「2019年のラマダン最新情報!」が届きました!

 

今回は「インドネシアにおける断食について」と注意すべき点、断食明けの「ルバラン」についてご紹介します。

 

「ラマダン・断食」とは?
インドネシア在住日本人が語る生の情報!

 

断食(ラマダン)とは?

 

ヒジュラ暦の第9月にあたる月のことを指しイスラム教徒はラマダン月の一ヶ月間、日の出から日没まで断食する事が義務付けられています。

 

イスラムにとって断食は「信仰告白」「礼拝」「喜捨」「メッカ巡礼」と並んで「五行」と呼ばれる宗教的な修行の意味合いを持つ神聖なものです。

 

ヒジュラ暦は毎年11日ほど早まりますので旅行でインドネシアを訪れる際には特に注意が必要で、事前にその年のラマダン月を調べておくのが良いと思われます。

 

日の出から日没まで飲食店は営業時間を短くしたり閉店したりするのと、日没後はショッピングモール・フードコートだけではなく道路に人が溢れかえるので注意が必要になります。

 

「イフタール」とは?

 

日中の断食を終え最初に食べる食事のことを「イフタール」と言い、日本語で朝食、断食を破る食事のことです。

 

ランチや夕食は日没後に食べますが日の出前には飲食が出来なくなりますので、寝る前に食べ日が昇る前に食べるので、この時期は逆に太ったりもします。

 

場所により時刻は異なりますが、インドネシアのジャカルタでは午前4時30分前後から午後6時前後までが断食の時間です。

 

 

「ラマダンの目的」とは?

 

ラマダンの目的

・自身の信仰心を清め様々な欲を捨て、絶対の神への献身と奉仕に没頭すること。

 

・喫煙、性行為も日の出から日没までは禁止。

 

・人への親切心を重んじ他人への施しなど奢る行為は盛んになります。

 

・噂話や悪口、嘘をつくことは最大の罪とされます。

 

・参加出来る年齢は本人の意思により違いますが、早ければ7歳くらいからで平均すると10歳前後から参加します。

 

・ラマダンの免除 旅行をしている人、病人は免除されます。

 

・妊娠中の女性や高齢者も一旦ラマダンの免除が認められていますが、体調に応じて後に改めてラマダンを行わないとなりません。

 

ザカート
ザカートとは貧しい人への施しのことで1年の蓄えの2.5%を自分で決めた場所や人へ納めます。

 

ザカートはイスラムの義務で寄付とは異なります。

 

「ラマダン2019」今年の期間は?

 

今年(2019年)のイスラム教の断食月ラマダン「RAMADAN、BULAN PUASA」は5月5日(日)から6月4日(火)までとなります。

 

2004年12月26日に起きたスマトラ島沖地震は25万人以上の命を奪い、インドネシアのスマトラ北端に位置するアチェ州では804キロに及ぶ海岸線が破壊されました。

 

アチェ州はインドネシアで唯一シャリア(イスラム法)が適用されており賭博・飲酒・同性同士の性行為・夫以外の男性の至近距離にいたというだけで公開ムチ打ち刑が執行される事はニュースでも放送されているので知っている方は多いと思われます。

 

インドネシアはアチェ州以外の地域ではそれほどイスラムの戒律は厳しくないと思われますが、断食月は必ずあるものです。

 

 

現地在住日本人が語る注意点とは?

 

ラマダン中の一般的な注意事項

 

・イスラム教徒にとり神聖なラマダン期間中は平素以上にイスラム教徒の習慣に配慮し、周りの人の感情を害さないよう注意が必要です。

 

・非イスラムでもイスラム教徒の面前での飲食、喫煙は控えるのが礼儀とされています。

 

・ラマダン期間中は、クラブ・バー・マッサージ・カラオケなどの営業禁止または時間短縮となり、外国人でも警察の取締りの対象になりますので、娯楽施設などへの出入りは注意が必要です。

 

ラマダン期間中は日頃にも増してテロへの警戒を怠らないようにして下さい。宗教関連施設寺院・教会、デパートや市場など不特定多数の人が集まる場所、政府・軍・警察関連・欧米関連施設なども訪れる際には注意が必要です。

 

断食明けの「ルバラン」とは?

 

一ヶ月続いた断食明けを祝う行事で今年は6月5日~6日がHARI RAYA IDUL FITRI(ハリラヤ イドゥルフィットリ)の2日間で1~2週間の大型連休を取る人が多いため、殆どのお店が休み医療機関や役所もお休みになる所もあります。

 

街中がお祝いムードになり親戚や知り合いを訪ね一緒にお祝いしたりモスクへ礼拝をしに行ったり、洋服を新調したり大掃除をしたりと日本のお正月にも似ている部分がありますね。

 

(イメージです。)

 

ルバランの挨拶は、MINAL AIDIN WAL FAIZIN MOHON MAAF LAHIR DAN BATINで日本語では「今年1年何かご無礼や過ちをしていたら許して下さいね」という意味です。SELAMAT LEBARANと言う挨拶だけでも大丈夫です。

 

「ルバラン・断食明け」の注意点とは?

 

・ルバラン前は一般家庭では洋服の購入、帰省の支度などにより物価が上昇し出費がかさみます。更にこの時期は強盗・窃盗の犯罪が増加する傾向にありますので、普段以上に周囲を警戒することが必要です。

 

・ラマダン期間中及びルバランは、警察による街頭での身分証明の提示・荷物検査が行われる傾向にあるため、身分証明を必ず持って出かけて下さい。

 

・ルバラン休暇は帰省する国民が国内外を移動するため、通常以上の大渋滞・フェリー・鉄道・航空便など大混雑が予想されます(実際かなりの大混雑です)。

 

・ルバランに入る2週間前までには、私的使用人(お手伝いさん・運転手など)にルバラン手当て(ボーナス)を支給する習慣があります。大体、一ヶ月分の給料をプラスという感じです。

 

・ルバラン前の公務員における検査 この時期は警察官・入管職員による検査・検問などで金銭を要求される事例も出てきます。過去の事例としては、入管職員による日本人を含む外国人の滞在許可の調査、これは事務所や飲食店でも実施されます。パスポートやKITAS(滞在許可ビザ)の提示を求められ、その際、身柄を拘束されたり、パスポートを取り上げて金銭の要求をすると言う事案が発生しています。

 

まとめ

 

イスラム教徒が住む国では後3週間ほどで断食が始まります。

 

(イメージです。)

 

今回はインドネシアに置ける断食中の注意点などを書いてみましたが国によってはシャリア(イスラム法)が適用されている所も多くありますので、この期間に渡航する際には国の情報などを事前にしっかりと調べて、更に身の安全についても充分に警戒して下さいね。

 

最後まで、お読みいただきありがとうございます!